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④『みつばちマーヤの冒険』イフィ と クルト [『みつばちマーヤの冒険』]

第4章 イフィイ と クルト  ☆ 4. IFFI UND KURT
作 Waldemar Bonsels  絵 Franziska Schenkel



◆アリ [独] die Ameise [英] ant
◆センチコガネ [独] der Mistkäfer [英]dor beetle
◆コウロギ [独] die Grille [英]cricket
◆トガリネズミ [独] die Spitzmaus [英] Shrew
◆ミミズ  [独] der Regenwurm [英] earthworm
◆ナメクジ [独] die Wegschnecke(= Nacktschnecke) [英] slug
◆ミミズ  [独] der Regenwurm [英] earthworm

◇Glockenblume ツリガネソウ
◇Löwnzahn  タンポポ

マーヤが目覚めたのは青いツリガネソウでした。
朝の歌を歌いながら、草の森を行進するのは餌を捜し求め
歩き回るのはアリ。特別武装して意気揚々としています。
歌声はフキの葉の下で小さくなっていきました。がしかし
そこで何か獲物があたのでしょう、荒々しくかすれ声が
聞こえてきました。そしてタンポポの柔らかく若い葉に。
バラバラに活きよく突き進んで行きました。

自称コガネムシの「クルト」は朝早く枯れ葉で蓋をした
土の中にいるコオロギの「イフィイ」に声をかけます。
イフィイはなかなか出てきません。ようやく出てくると、
クルトに向かってこう言いました。「あなたときたら
コガネムシとおっしゃっていたのに、本当は糞虫の
センチコガネでしたのね。あなたがどのようなことを
していらしたかは、ナメクジが教えてくれましたわ。
それと私の夫は3日前にトガリネズミに食べられて
しまいましたの。ですから私は静かにしてたのです」
と言うと、あっという間に穴に戻ってしまいました。
クルトは悲しくなり目から涙が流れました。
マーヤは一部始終をツリガネソウから見ていました。
クルトは赤っぽいミミズがやって来たので、それを
二つにちぎり、一方をかじり始めましたがイフィイとは
終わってしまったと思うと、大粒の涙がほうををつたいました。
マーヤに気づいて自己紹介しているうちに半分にされた
一方のミミズは逃げ出していきました。
マーヤに、イフィイの話を持ち出され気が動転して、
バランスを失いひっくり返ってしまいました。
マーヤから手渡された細長い根につかまり体を起こす
ことができました。

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