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2章『みつばちマーヤの冒険』 ペピのバラの家 [『みつばちマーヤの冒険』]

第2章 ペピのバラの家   ☆2. Peppis Rosenhaus
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Franziska Schenkel

2-rose250.jpg

*ペピ / Peppi : ハナムグリ
[独]der Rosenkäfer(Cetonia aurata) [英]rose chafer 

  お城のミツバチの巣から出たマーヤ。
外の世界はあまり素晴らしく、
巣に帰らず一晩過ごしました。
朝、ハナムグリのペピのバラの家に
やってきました。
  ボーっとなるほどの甘い香りです。
大きな赤い花にたどり着くと、
弧を描いた花びらの縁にようやくとまりました。
すると静かに転がる銀色に光る玉が現れました。
大きさはマーヤほどです。透明で、虹の七色に
きらめいています。マーヤは驚きましたが、
ひんやりした銀の玉に心うばわれました。
透明なボールは目の前を通り過ぎ、
葉の縁で傾き、陽の光にはじけ、草原へ落ちました。
美しい玉は、小さな真珠となって飛び散りました。
葉の中で元気よく、瑞々しく、きらめき、
震えるしずくは、茎へと落ちていきました。
灯火の中のダイヤモンドのようにキラキラ
していました。それは露が夜の間に花に
溜まってできた大きな水滴だとわかりました。

マーヤが飛び立つと、
ぺピの朝の歌が聞こえてきました。

  すべては金色に緑色に、
  あたたかくて夏のよう。
  バラが咲いている季節が
  ぼくは好き。
  故郷はどこかは知らないが、
  すばらしいのはここ。
  光がそそぐバラなか、
  ぼくは楽しく過ごしてる。
  こんなに幸せな所は
  ほかにはあまりない。
  バラが枯れて朽ちても、
  ぼくもそこに。


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