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7章 3/10『みつばちマーヤの冒険』クモに捕らえられたマーヤ [『みつばちマーヤの冒険』]

第7章 クモに捕らえられたマーヤ
☆7. MAYAS GEFANGENSCHAFT BEI DER SPINNE
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Franziska Schenkel
iffiundkurt120.jpg

  小さなみつばちは恐ろしいと思いましたが、まだ恐怖というほどではありません。
と言うのも痛みも窮屈な感じもなかったからです。ただとても奇妙でしかたがありま
せんでした。背後に何か怖いものが待ち伏せしているように感じました。これから
どうなるのか見たい気もしました。我慢していればわかるかもしれません。
  胸の上に、長く伸び、細く伸び縮みする銀色の糸を彼女は見ました。と同時に
強烈に驚きつかむと手はそこに引っかかってしまい、ベトッとくっ付き離れません。
そして、そこには二本目の銀の糸が肩越しに架かり、羽へと延び繋がっていて取り
除けません。いたるところ空の中にそしてマーヤの体に透明な光るベトッとした
糸が架けられていました。
  小さなマーヤは怖くて叫び、それから何が起きたかが分かりました。それは
クモの巣だったのです。  彼女の泣き声や叫びは響き渡り、そして恐ろしい
ほどの静寂、夏のひと時、緑の葉が太陽の光の中で金色に輝き、虫たちは飛び交い、
小鳥が空中をさっと飛んでいきました。近くでジャスミンがふんわり香ってきます。
そこに行きたかったのに、いまやそれもできません。
つづく
Die Biene Maya120.jpg

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