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10章 『みつばちマーヤの冒険』 夜の不思議 [『みつばちマーヤの冒険』]

第10章夜の不思議 ☆ 10. Die Wunder der Nacht
作 WALDEMAR BONSELS  絵 Franziska Schenkel

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  花の精があまりに美しいのか、マーヤは涙が出てきました。
花の精はマーヤのそばに飛んできました。
  「私たち花の精は、生まれた花で7日間生きるのよ。
そこを離れれば、夕焼けのときに死ぬの」と、マーヤに
やさしく話します。
  「あなたは昔も他の精だったの」とマーヤは聞きました。
  「ええ、でも花で寝ている間にすべて忘れてしまうわ」と、
マーヤを見てうなずきました。
  「それは、とても素敵なことね」とマーヤは叫びました。
  「これは地球に生きているすべてに当てはまるのよ」と、
花の精は言いました。
  初めて出会った人の切なる願いをかなえてあげられれば、
早くに消えてもうれしいわ。花の精は初めて出合ったものの
希望をかなえられるのよ。
  「あなたの願いはなに?」と花の精は聞きました。
  「私、人間と知り合いになりたいの、人間って
とっても素敵でしょ」と、マーヤは目を輝かせて言いました
  「さ、いらっしゃい!一緒に飛びましょう。
あなたの願をかなえるわ」。

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